パリの見どころ満載! おすすめ観光名所

パリ最大のゴシック建築、ノートルダム大聖堂© Paris Tourist Office – Photographe : Ame?lie Dupont

エッフェル塔や凱旋門など、フランスを象徴する観光スポットが集中するパリ。やはり観光においてこれらのモニュメントをはずすわけにはいきません。それぞれの場所には、有名な映画や作品の舞台だったり、歴史的に重要な場所だったりと非常に興味深いエピソードがあるので、詳しく知っておくと更に訪れる面白さが加わります。数あるパリの観光スポットの中から代表的なものをご紹介します。

パリの観光スポット

カトリック教徒が多いフランスでは、キリスト教・カトリック関連の建造物が充実しています。宗教関連の建築にも様々な建築様式がありますが、「観光スポット」という視点で見れば特にゴシックやビザンチン建築が目をひきます。

一方でフランスは移民も非常に多い国。特にパリではイスラム教やユダヤ教などカトリック以外の宗教も共存しています。

パリの宗教スポット1 ノートルダム大聖堂

どこから見ても常に美しい© Paris Tourist Office – Photographe : Ame?lie Dupont

ゴシック建築の最高傑作であるパリのノートルダム大聖堂。ノートルダムとは、フランス語で「聖母マリア」という意味。同じ名前の大聖堂は国内でもランスやシャルトルなど数カ所ありますが、いずれも聖母マリアを奉っている大聖堂ということになります。

パリのノートルダム大聖堂は、ディズニーアニメでも映画化されたヴィクトル・ユゴー作「ノートルダムの鐘」の舞台となった場所です。最大の見所は、正面入口の彫刻と内部の壮大なステンドグラス。ゴシック建築特有の円型のステンドグラス「ばら窓」や、時代により絵柄の作風が違うところにも注目。正面からはもちろんですが、セーヌ側を挟んだ背面からの眺めも、その姿が川面に映り非常に美しいです。

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■Cathédrale Notre-Dame de Paris
住所:6, place du Parvis Notre-Dame 75004 Paris
最寄駅:St-Michel Notre-Dame(メトロ4、RER-C)

ステンドグラスの美しさは圧巻 © Didier B

パリの宗教スポット2 サント・シャペル

セーヌ川に浮かぶシテ島の東側にある教会サント・シャペル。この教会があるのが、裁判所の建物の中というちょっと面白い構造になっています。教会の最大の見所といえば、聖書の話がそのまま絵になって一面に張り巡らされたステンドグラス。非常に美しく精巧に作られていて、このステンドグラスを見に、午後になると観光客が行列を作ることもしばしば。室内には物語を追えるように簡単な日本語ガイドが置かれていますが、事前に聖書の概要を把握しておくと、面白さ倍増です。

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■Sainte Chapelle
住所:4, boulevard du Palais 75001 Paris
最寄駅:Cité(メトロ4)

パリの宗教スポット3 サクレクール寺院

3つのドームが特徴© Paris Tourist Office – Photographe : Jacques Lebar

パリ北部モンマルトルの丘に建つサクレクール寺院の建築は、ビザンチン様式と呼ばれ円錐状の屋根が特徴です。寺院の前の広場からはパリ全体が見渡せますが、寺院の一番高いドームにも上ることもでき(ただし80mもの高さを螺旋階段でひたすら上るので、それ相応の体力が必要)、その眺めは壮観です。

サクレクール寺院周辺は一大観光エリア。すぐ隣のテルトル広場では無名の画家たちが描いたパリの街の絵が売られていたり、似顔絵描きがいたりと活気があります。モンマルトルを描き続けたユトリロ作品の舞台であるシャンソン小屋やパリ唯一のぶどう畑など、見所もたくさん。

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■Basilique du Sacré Coeur
住所:Parvis du Sacré Coeur 75018 Paris
最寄駅:Anvers(メトロ2)

広場の麓から寺院まではケーブルカーがあり、メトロのチケット1枚又はパスで乗車できる。パリを象徴するイメージには必ずといっていいほど登場する凱旋門。正式名称は『エトワール凱旋門』です。ナポレオンの勝利を記念して1806年に建築が始まり、30年の年月をかけて完成。
門の下には第一次世界大戦で戦死した無名戦士達が眠っています。この世界最大級の門は高さ50m、幅が45m!ちなみにこの凱旋門には展望台があり有料ですが上ることができます。パリ市街、パリを流れるセーヌ川や広大なブローニュの森を一望できるので是非オススメです。

その2 パリで一番美しいマロニエ並木、シャンゼリゼ大通り

凱旋門の目の前からコンコルド広場まで続く約3kmの美しいマロニエ並木がかの有名なシャンゼリゼ大通り。もともとはフランス国王アンリ4世の王妃、マリー・ド・メディスのためにつくられたそうです。現在は世界的に有名なブランドのブティックやカフェ、レストランが立ち並ぶラグジュアリーな通りで、いつも多くの人々で夜遅くまでにぎわっています。クリスマスの時期にはマルシェが立ち並んだり、独立記念日のパレードなど国の式典もこちらのシャンゼリゼ大通りで執り行われるそうですよ。

その3 今ではすっかりパリのシンボルに!エッフェル塔

パリ市内にいるとさまざまなスポットからさまざまな顔をのぞかせるエッフェル塔。1889年パリ万国博覧会のときに呼び物のひとつとして建設されたそうです。建設当初は街の景観をこわすとのことで著名な人々からの反対にもあったそうです。しかし、120年以上たった今ではパリの街にすっかりとけこんでいます。天気の良い日はエッフェル塔の後ろに広がるシャン・ドゥ・マルス公園でゆっくりくつろぎながら、眺めるのがオススメです。

トルカデロの方から望むエッフェル塔。
その4 荘厳なたたずまい、世界遺産ノートルダム大聖堂

パリ発祥の地、シテ島にそびえるゴシック建築の最高傑作として知られるノートルダム大聖堂です。着工は1183年!で約180年の年月をかけて完成したそうです。有名な絵画でもそのときの様子が残されているナポレオンの戴冠式など歴史的な行事の舞台となったのもこちらの大聖堂だそうです。

真正面からみたオペラ座。圧巻です。

フランス伝統のエンターテイメント、オペラやバレエが上演される世界最大級の劇場。オペラ座の設計は当時若干35歳のシャルル・ガルニエによってなされたそうです。その名を冠して『オペラ・ガルニエ』と呼ばれています。14年の年月をかけて1875年に完成されたそう。外観の豪華さもさることながら、中に入るとその豪華絢爛な内装に圧倒されます!なかでも有名なのはマーク・シャガールによって描かれた天井画、必見です。その昔から人々に愛され続けてきた本場のエンターテイラグジュアリーな空間で楽しんでみるのもステキです。

情緒あふれる下町、モンマルトル界隈。最近ではおしゃれなお店もたくさんオープンしている注目のエリアです。ロマネスク・ビザンチン様式のその立ち姿がとっても印象的なサクレ・クール寺院はそんなモンマルトルの丘にあります。このこちらの丘は上り坂がとても急で、たどりつくまで結構なエネルギーをつかいます。その分、純白の大聖堂を目の前にしたときの感動もひとしおです。こちらの大聖堂、建築の着工は1877年。フランスの新しい政体の門出を祝う意味合いをこめて建設が始まったそうです。その後40年の歳月をかけて完成されました。中央ドームと鐘楼が特に印象的です。また、目の前の広場から見渡すパリ市街の景色は格別です!!モンマルトル界隈の散策は歩きやすい靴を履いて身軽な装いで訪れるのがベターですよ!軽い運動がてらのお散歩、是非オススメです。

パリといえば、芸術の都。その歴史が残した豊富な財産に触れてみたいですよね。そんなパリに多く存在する美術館や博物館の中でまずオススメしたいのが、ルーブル美術館です。館内は3つのブロックにわけられ、その広大なエリアに展示されたコレクションは1日かけても見終わることがないかもしれません。なにせ現在所蔵されている作品は30万点をこえるそうですよ!また建物の歴史は12世紀にさかのぼるそうですよ!パリの要塞として建てられ、その後何代もの国王の手を経てナポレオン3世の時代に宮殿として完成したそうです。その後1793年に美術館として公開されたそうです。数々の名作に出会えるルーブル美術館、是非時間をゆっくりかけて訪れてみてください! このようにパリの厳選オススメスポット、ベスト7を駆け足で紹介してみましたパリへの旅行の前にはその歴史の下調べをしてみることを是非オススメします。歴史の重みに思いを馳せながらパリの街を歩く、きっとより印象深いパリ旅行になると思います!