グローバル人材育成のための海外研修プログラム

生のアジアを体験する。
世界を舞台に、自分で考え、動ける人になるために。

日本を出て「当たり前」だと思っていたことがそうではないと分かった瞬間、そこから始まります。世界の中の日本、アジアの一員である自分、そこで出会う様々な人達との交流・・・現地で次々と浮かぶ様々な感情や疑問を、書き、話し、交換する、それら全ての「体験」が成長のプロセスです。

日本を離れ、現地の人々の暮らしや思いに触れ、生活を体験させてもらうことで、見えてくることがあります。貧困、支援、幸せ、生きること。そして、日本や自分自身についてもたくさんの「気付き」が詰まったフィリピンでの体験プログラムです。

フィリピン現地体験プログラムの特徴
  • 参加費には地域の子どもたちへの教育活動としての寄付や現地住民への報酬が含まれています。
  • 現地体験プログラムは1名様からご参加いただけます。
  • 年間通してお受けしています。ご自身のご都合で体験日をお選びいただけます。実施可能日は、お問い合わせください。
  • ホテルからドアtoドアの送迎付きです。ご希望の場所(マニラ首都圏内)まで専用車で送迎致します。(ご宿泊地・ご滞在地がマニラ首都圏以外の方はご相談ください)
  • ご案内をするスタッフを、フィリピン人、日本人からお選びいただけます。
  • ご希望の方には、日本でご心配されているご家族向けに、当日途中報告、終了報告のメールをお送りします。

  • オリエンテーション
    1日の始まりは、受け入れてくれる住民の皆さんとの挨拶から。自己紹介をして、訪問の目的や1日の流れを共有して、現地の人達と過ごす濃い1日がスタートします。
  • ゴミ山遠景視察
    ごみ山の全貌が見える場所へ行き、ゴミ山を見ながらゴミ山の概要についてご紹介いたします。
  • ゴミ山崩落事故の慰霊碑訪問
    2000年7月、ゴミの山の雪崩で300名を超える人がゴミに埋もれ命を落としました。大勢の子どもたちも含まれていました。犠牲者と、表面上はなかなか見えませんが、今も痛みを抱えて暮らしている人達の心に思いを馳せる時間です。
  • 地域散策
    人々が行きかう路地、買い物をする市場、子どもたちの通う学校、村役場、クリニックなど、地域の中を住民と一緒に歩きながら人々の暮らしを五感で感じるひとときです。
  • 家庭訪問
    家庭に実際にお邪魔して、家の中を見せてもらったり、家族と交流したり、家族から生活状況や将来の夢などを話してもらったりします。訪問先のご家族から、逆に、日本や参加される方の個人的なことについて質問されることもあります。
  • 子ども図書館の見学
    子どもエンパワメント事業(奨学金支援事業、補習授業、子ども図書館、ライフスキルトレーニング)について、ご紹介いたします。
  • 女性たちのソーシャルビジネスグループの見学
    カラフルでポップな手刺しゅう商品を次々と生み出し、その収益で子どもたちの教育を支える現地のママたちの仕事の現場を見せてもらい、課題やこれからの夢、ママたちの力の源を教えてもらいます。
  • 食事
    現地の料理自慢のママが、日本人をうならせるため腕によりをかけて作るフィリピン家庭料理です。メニューは以下よりお選び頂けます。食物アレルギーがある方、食べられないものがある方、また、ぜひこれは食べてみたいという料理がある方は、事前にお知らせくだされば、考慮したメニューに致します。
  • 住民やスタッフとの振り返り、意見交換
    訪問した感想や疑問などを、住民やソルトのスタッフとシェアし、意見交換を行います。特に関心のあるテーマ、訊いてみたいテーマ、堀りさげてみたいテーマがあれば事前にお伝えください。
  • 仕事体験
    住民の方たちが、日々どういう仕事で暮らしているのか、何時間働いていくら得ているのか、実際に仕事を体験させてもらって、労働と実際の貨幣価値を体感します。お仕事内容は以下のお仕事リストよりお選びいただきます。
  • オプション1「子どもたちとの交流会」(土曜日のみ)
    お互い出し物を披露したり、テーマを決めデスカッションを行ったり、レクレーションなどを行います。※子どもたちに給食を準備します。諸経費として追加料金がかかります。
  • オプション2「学校視察」(平日のみ)
    地域にある公立学校を訪問し、先生のお話、学校視察、授業視察などを行います。※子どもたちの教育環境改善に役立てていただくため学校への寄付を行います。追加料金がかかります。
現地のお母さんたちの手料理による食事

調理は、わかば子どもエンパワメントセンターに併設されているキッチンで行います。毎日子ども達のための給食を作る場所です。料理を担当するお母さん達は、衛生面に関する事前講義やトレーニングを受けたお母さん達です。調理したてのものをお出しすること、デザートのバナナ以外は生ものは出さないことをお願いしています。万一、現地での手料理はちょっと・・・という場合は、事前にご相談下さい。

  • Adobo(アドボ)- フィリピンのおふくろの味
    肉を甘辛く煮た、肉じゃがのような料理。ガーリックと油で肉を炒めて、酢とお醤油で味付けします。ごはんにとっても合います。家庭によって微妙に味が違い、チキンアドボ、ポークアドボがあります。肉を取り出して焼いたあと漬け汁に戻し、柔らかくなるまで煮込みます。肉は酢漬けにしたことで非常に柔らかくなっており、また、複数の調味料の味が溶け合って奥深い味になっています。
  • Sinigang(シニガン)- ご飯に合わせる酸味の効いたスープ
    魚介類または肉を具とした酸味のきいたスープです。酸味のもとはタマリンド(植物)。シニガンや後述のTinola(ティノラ)などの汁気の多い料理は、ご飯に混ぜて食べるのがフィリピン流。まずは汁をすくってご飯にかけ、そこに具をとってよく混ぜてから食べます。
  • Tinola(ティノラ)- 鶏肉を煮込んだスープ
    ガーリック、たまねぎを油で炒め、香りが出てきたら鶏肉を入れてさらに炒めます。そこに水、塩を投入して柔らかくなるまで煮込み、仕上げにカブなどの野菜を入れて再び煮込んで完成です。地鶏と青パパイヤの入ったティノラは特に美味。
  • Pinakbet(ピナクベット)- フィリピンのラタトゥイユ
    フィリピンの定番野菜料理。味付けは、バゴオン(フィリピンの塩辛)という調味料だけで煮込んだシンプルな料理です。野菜をふんだんにいただけるので、身体に優しいです。
  • Chicken curry(チキンカレー)- 想像通りの安定の味
    肉と野菜を香辛料とココナッツミルクで煮込んだフィリピン特有のカレーです。ココナッツミルクを使用しているため、甘みは強いですが、タイのグリーンカレーのような辛みはほとんどありませんので、辛いのが苦手な方でもご安心。現在では国際的に人気のある料理のひとつ。
仕事体験

以下より、お選び下さい。現地の急な環境の変化、天候、その他やむを得ない事情により、ご希望通りの仕事ができない時やプログラムの内容変更などが入る場合があります。予めご了承下さい。

  • Banana cue(バナナのおやつ)を作って、売るお仕事(カシグラハン)
    フィリピンの代表的おやつ、バナナキューを作り販売している家庭にお邪魔します。バナナキューはバナナの皮を剥くところから始まります。油に直接砂糖を入れ、ひとつひとつ油で丁寧に揚げ、串に刺して完成となります。完成後はホストファミリーと一緒にコミュニティーをまわり売り歩きます。自分で作ったものを食べることもできます。
  • Door – mat(玄関マット)作りのお仕事(カシグラハン)
    フィリピンで一般的に使われている玄関マットを作っているお宅にお邪魔します。玄関マットはミシンなど使わず手編みで最初から最後まで完成させます。ホストファミリーがひとつひとつ丁寧に教えてくれるので、楽しんで取り組むことができます。できあがったドアマットはおみやげに持ち帰ることも可能です。お土産にその家で作ったマットを沢山買って帰られる方もいます。
  • Cross‐stitch(クロスステッチ)の内職のお仕事(パヤタス)
    Likha メンバーのお宅で刺しゅう体験をします。好きな色の刺繍糸を選び自分の名前を縫い上げます。お母さんがマンツーマンで丁寧に教えてくれるので、縫い物好きな方はもちろんのこと、全くはじめての方も楽しんでできます。また、刺しゅうの体験をしながら、家庭の雰囲気も味わうことができます。完成した刺しゅうはLikhaセンターでタオルに縫い付けてもらい、持ち帰ることができます。
  • 路上販売(焼売、野菜)のお仕事(カシグラハン)
    路上販売は荷台が付いて、野菜や焼売がのった自転車を押しながら、野菜や焼売をコミュニティー内で売り歩く仕事です。焼売は売るだけでなく、一から作るところも体験できます。販売しながら、コミュニティーの様子をゆっくりと見て回れるので、街の様子などが知りたい方にはオススメのプログラムです。
  • アクロス国際教育センターにお任せ
    アクロス国際教育センターでは、お申し込み時に、あなたの体験したいご要望・趣味・嗜好に合わせて、カスタマイズしたコースをご用意させていただきます。ご希望の際は、お問い合わせにてご連絡ください。