テムズ川・ロンドンブリッジ周辺紹介

テムズ川・ロンドンブリッジ周辺紹介

ロンドンの中心を東西に流れるテムズ川沿いに夜、川沿いをお散歩しながら、ライトアップされた美しい建造物の数々を眺めてみることをお勧めします。テムズ川の南岸を東から西(下流から上流)へ歩く、約4キロのお散歩コースの間に見られる観光名所をご紹介!

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ロンドンの中心を東西に流れるテムズ川沿いに夜、川沿いをお散歩しながら、ライトアップされた美しい建造物の数々を眺めてみることをお勧めします。テムズ川の南岸を東から西(下流から上流)へ歩く、約4キロのお散歩コースの間に見られる観光名所をご紹介!

ロンドンの橋のシンボル!タワーブリッジからお散歩スタート

まず、地下鉄のロンドンブリッジ駅からテムズ川を目指して北へ5分程歩いて川にぶつかったら、東側に見えるのが、全長244mの「タワーブリッジ(Tower Bridge)」。両端が吊り橋、そして中央部分が跳開橋(ちょうかいきょう)で出来た、ロンドンの象徴的な橋です。高層ビルの少ないロンドンだからこそ、夜ライトアップされたタワーブリッジは一際存在感を放ちます。 1894年に開通したタワーブリッジ。よく隣にあるロンドンブリッジと混同されがちですが、ロンドンのランドマークはタワーブリッジの方なので、お間違いのないように。19世紀後半、ロンドン東部における急激な人口増加と商業発展により、新たな橋の需要が高まり、建設に至りました。跳開橋部分は、一日に平均3回開き、大型船体も難なく通れます。

歴史あるセントポール大聖堂をミレニアムブリッジから拝もう

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タワーブリッジから西へ2キロ程歩くと、青く光る「ミレニアムブリッジ(Millennium Bridge)」という小さな歩道橋が見えてきます。そして歩道橋のちょうど向こう側に白く輝くのは、巨大ドームが美しい「セントポール大聖堂」! 今日見られる大聖堂は、17世紀後半に建てられたもので、近年ではチャールズ皇太子と故・ダイアナ妃が結婚式を行った場所としても有名です。そんな歴史ある大聖堂と、2000年に建てられたミレニアムブリッジが一体化して見られるこのスポット、まるでロンドンの温故知新の精神を絵に描いたかのようです。ちなみにミレニアムブリッジは、映画「ハリーポッターと謎のプリンス」のロケ地にも使われました。

EUナンバーワンの超高層ビル「ザ・シャード」

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ミレニアムブリッジの中間地点から東方面を見渡すと、写真のような美しい絶景が広がります。奥に見えるのが先にご紹介したタワーブリッジ、手前のカラフルな橋は1921年開通のサザーク橋(southwark bridge)、そして中央右にそびえ立つのは、2012年に完成し、2013年に開業したEUナンバーワンの超高層ビル「ザ・シャード(The Shard)」です。 ザ・シャードは、ロンドンの教会の尖塔や帆船のマストをイメージして、イタリア人建築家レンゾ・ピアノによってデザインされた、いわゆる複合商業施設。オフィス部分の他に、今年オープンした5つ星ラグジュアリーホテルのシャングリラや、ショッピング・アーケード(予定)、ロンドンで一番高い展望台等が入っています。

ロンドンと言えば!素晴らしいネオ・ゴシック建築のビッグベン

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ミレニアムブリッジから西に2km程歩くと、北岸に見えてくるのが、お散歩のクライマックスであるロンドンの象徴的な建物「ビッグベン(正式名称:エリザベス・タワー)」!イギリスの国会議事堂「Houses of Parliament」に付属した時計塔です。直にビッグベンを見た誰しもが、その迫力に息を飲むことでしょう。漆黒の空を背景にライトアップされたその姿は、日中よりも更に厳かに見えます。ウエストミンスター・ブリッジ(Westminster Bridge)を渡って、間近でその姿を目に焼き付けてみて下さい。 1859年に「ネオ・ゴシック」という建築法で建てられたビッグベンは、高さ96mで、4面に時計が設置されている搭の中では世界最大級。実に壮大かつ荘厳です。15分毎に鳴る重厚な鐘の音が、イギリスの歴史を150年以上、刻んで来たのかと思うと、感慨深いですよね。可愛い赤い二階建てバスやブラックキャブが通った時がシャッターチャンス!いかにもロンドンらしい写真が撮れますよ。

巨大観覧車のロンドン・アイでお散歩のフィナーレ

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ビッグベンの麓から、お散歩コースで歩いてきたテムズ川南岸に目をやると、今やロンドンの大人気アトラクションである観覧車の「ロンドン・アイ(London Eye)」が見えます。直径120mでヨーロッパ最大のこの観覧車は1998年に完成、先述のザ・シャードが出来るまでは、ロンドン一高い展望台だったのです。毎年、大晦日にはカウントダウンと共に大きな花火のショーがロンドン・アイで開催され、テレビの生中継でも見られるのです。 ここまで歩いたら、地下鉄のウエストミンスター駅は目の前です。4kmのお散歩、お疲れ様でした。

終わりに

夜のテムズ川沿いはとても落ち着いた雰囲気なので、お散歩に最適です。日中は見られないロンドンの表情を是非堪能してみて下さい。テムズ川の北岸を歩いても、今回ご紹介したものと同じような光景が見られますが、人通りが少なく、暗い道も多くあるので、断然南岸がオススメです。南岸にはレストランやパブも数多くあるので、散歩途中にディナーを楽しんでも良いですね!イギリスのテムズ川は、南イングランド地域を流れる総長346キロメートルの長さを誇る河川です。この川の源流はコッツウォルズの丘近辺のグロスターシャーに源泉があります。そしてそのケンブル村の源泉を起点とし、このテムズ川はオックスフォード、レディング、メイデンヘッド、ウィンザー、そしてロンドンの街を流れ、最後はロンドンの市街地で海に流れ着きます。そしてこの河川は、ただ市街地を流れるというだけではなく、近隣の郡の目印と境界線としても使われています。

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この川の起源は、遥か60万年前の氷河期までその歴史をさかのぼると言われています。この河はかつての氷河期に時期にその大本が形成され、かつては現在北海とされる場所を通り、ライン川に流れ込む主流の一つでした。そして45万年前ほど前に氷河期が終わると、現在の形へとほぼ落ち着いたのです。 このテムズ川が人の歴史の中に最初に確認されるのは、ローマ人が現在のロンドンに入植してきた時代の紀元前であり、ローマの政治家で貴族であった、あのカエサルやタキトゥスがこの川をガリア戦記に書き残しています。またあのジュリアス・シーザーもこの川の事を記録しています。 このテムズ川の名前の由来は、太古の昔よりこの地域に住んでいたケルト民族がこの川を名づけた名前を、そのままこの地域をかつて収めたローマ人が使用し、この名前が定着したと言われています。 そして今も昔もこの川は、この地域の人々にとって経済繁栄の象徴とも言える川です。

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このテムズ川の周辺、特にロンドンのエリアには、様々な有名な観光地が多く存在しています。最も有名なテムズ川沿いの観光地といえば、ロンドン塔でしょう。この古城は1080年頃にヘンリー3世の手によって完成したお城であり、かつての要塞でした。このお城には様々な伝説や言い伝え、そして歴史が残り、また現在でも英国王室の儀式などに利用されている古城です。このお城は世界遺産にも選ばれ、今なお多くの人の心を捉えて離しません。 そしてこのロンドン塔の向こう岸に渡るには、あの有名なタワーブリッジを利用します。この美しい橋の頂上の部分は展望台になっており、多くの観光客で賑わいます。 そしてこのタワーブリッジを渡ると、とてもユニークな形をした、ロンドンの市庁舎があります。そしてこの市庁舎を目印にテムズ川の岸辺を西に足を伸ばせば、あのシェイクスピアが数々の名作を上演した、シェイクスピア・オブ・ザ・グローブ、かつての工場を再利用してつくられたモダンアート美術館、そしてあのダイアナ妃が結婚式を挙げたセントポール寺院等を見ることが出来ます。そしてその先には大きな観覧車として知られる、ロンドン・アイ、ロンドン橋、そしてウエストミンスター寺院などがあり、この川の周りには、数多くの世界に名だたる観光地が数多く立ち並んでいるのが特徴です。またこのテムズ川の護岸沿いには、数多くのイングリッシュパブなども軒を連ね、旅情を更にかき立ててくれます。

ロンドン塔

世界でも最も保存状態の良い中世の城塞。歴史ある建造物は、魅惑的かつ恐怖に満ちた歴史で知られています。 イギリス有数の観光名所、ロンドン塔。主に牢獄かつ死刑執行の場として有名ですが、貨幣鋳造所、公文書保管所、武器庫、兵舎、王立動物園としても利用されてきました。伝説的な王室の財宝を鑑賞し、塔にまつわる残酷な歴史について学んでください。 中央にあるホワイト タワーは、必ず見学してください。ロンドン塔最古にして、もっとも美しい塔です。ホワイトタワーは征服王ウィリアム 1 世により、1078 年の初頭に建造されました。内部には武器庫があり、数々の武器や鎧が収蔵されています。ヘンリー 8 世の大きな鎧、剣、鎖鉄球、矛槍をはじめとする歴史的な武器類もご覧ください。 ホワイトタワーの奥の方にはブラッディータワーがあります。この名称は、有名な暗殺事件に由来します。幼王エドワード 5 世と弟のリチャードは、父エドワード 4 世の死後、叔父であるグロスター公リチャードにより幽閉され、暗殺されたのです。幼い兄弟の死後、グロスター公はリチャード 3 世として王位に就きました。塔に投獄されたその他の有名人物に関する展示品も忘れずにご覧ください。例えばウォルター ローリー卿の書斎も、再現されています。 ロンドン塔観光のハイライトは、何といってもクラウン ジュエルズと呼ばれる王室の宝飾品コレクションです。王冠やオーブなどが、ウォータールー兵舎に収蔵されています。イギリス王室の儀礼用の宝飾品のなかには、12 世紀に造られたものも含まれています。世界で 4 番目に大きなダイヤモンドを含む 3,000 個以上の宝石がセットされた大英帝国王冠もありますので、探してみてください。亡き王太后が着けたプラチナの王冠もお見逃しなく。105 カラットのインド産ダイヤモンド「コ・イ・ヌール (光の山)」が輝くこの王冠は、それを着けた女性に幸運をもたらすといわれています。 ロンドン塔は毎日オープンしています。開館時間は日によって異なります。入館は有料。無料のガイド付きツアーが、正面入口近くの橋から定期的に出発しています。ロンドン塔の最寄駅は、地下鉄のタワー ヒル駅です。 ヨーマン・ウォーダーが愛嬌たっぷり説明してくれます。 ロンドン塔に入場してすぐの場所に「ヨーマン・ウォーダー・ツアー」の集合場所があります。ツアーは30分ごとにあり、所要時間は約1時間。ヨーマン・ウォーダーが独自に考え、工夫を凝らした「パフォーマンス」で見学者を歴史の中にいざないます。だからコースは同じでもヨーマン・ウォーダーによって内容は千差万別。何度聞いても新しい発見があるし、コメディー・ショーを聞いているように面白おかしく話してくれます。

ヨーマン・ウォーダーって!?

14世紀からロンドン塔を守ってきた人たちでその昔はお給料ではなくお肉(昔は高級品でした)を支給されていたからビーフ・イーターというニックネームでもおなじみ。ヨーマン・ウォーダーは22年以上軍隊で勤務した退役軍人の名誉職。夜警、見学者の安全確認などの任務をしているんです。

9 ヨーマン・ウォーダーの住む家 実はこのヨーマン・ウォーダー、ロンドン塔内に住んでいるんです。見学者からは見えにくい写真の場所と公開されているところでは青い扉の家は実際に現在でもつかわれている家です。

ホワイトタワー

ロンドン塔のなかでも最初に作られた基礎になる建物。3階建てのその作りは500年以上に渡り、イングランドの軍需品を管理してきた場所、現在は素晴らしい武具と甲冑の展示が楽しめます。わかりにくい外の階段を上り中に入ると まず目に入ってくるのが現代的に展示されたヘンリー八世のよろい姿。まさに今から戦いに向かうような馬に乗ったヘンリー八世のよろいは美しい光のアートで活き活きと輝いています。

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1613年、徳川幕府の2代将軍徳川秀忠からジェームズ1世へ贈られた日本の鎧かぶとも展示されています。なんとこの鎧かぶと、1662年からこのロンドン塔で展示されているそうですが、当初はムガール王国のものとして展示されていたそうです。 17世紀からの伝統的な展示「ライン・オブ・キング」。王の顔と等身大の馬がずらりと並びます。 ホワイトタワー内にはチャペルがあり13世紀の改築されてからの姿を今に残す非常に美しいチャペルです。 ロンドン塔と聞くとなんだかおどろおどろしいイメージが浮かんでくる人は多いはず。それもそのはず、城塞として建てられて間もない1100年からすでに牢獄として使われ19世紀後半までその役割を担ってきたからです。

ロワー・ウェイクフィールド・タワー

「ロワー・ウェイクフィールド・タワー」はその歴史を一番恐ろしく展示している場所。タワーとは名ばかりでそこはテムズ川の水と接するほどの低い場所にあり湿った空気が残酷な拷問を際立たせています。

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ビーチャム・タワー

防壁の一部として建てられた「ビーチャム・タワー」は断続的に牢獄として使われていました。タワーに入ってすぐ左手の小さな扉をくぐり階段をのぼり上階へ行くとそこには囚人たちが残した生々しいグラフィティを見ることができます。

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複数の囚人が生きた証を残そうとしました

ブラディー・タワー

とはいっても、政権争いなどで身分の高い人が囚われていたことも多く、想像とは全く違った快適な生活を送っていた人たちもいるようです。その様子がこの「ブラディー・タワー」で垣間見ることができます。

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タワーグリーン

ロンドン塔の囚人たちは、現在の地下鉄駅「タワー・ヒル(Tower Hill)」付近にあった処刑所で公開処刑されました。その数は数百人にものぼるそうです。しかし、身分の高い囚人たちは見世物的になっている公開処刑からは免れることができ、ロンドン塔内のセント・ピーター・アド・ヴィンキュラ礼拝堂前のこの場所「タワー・グリーン」でひっそりと処刑されたといいます。ヘンリー八世の2番目の妻で「ブーリン家の姉妹」でもお馴染みのアン・ブーリンも、ここで処刑されました。タワー・グリーンの前には「クイーンズ・ハウス」がありますが、これは婚前ヘンリー8世が結婚するアンのために建てた家。皮肉にも処刑前の日々をアンはここで過ごしました。

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アン・ブーリンの「クイーンズ・ハウス」

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 処刑所跡のメモリアル

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ロンドン塔には実は動物園があったのです。13世紀頃に国王達が珍しい動物を贈りあうことが流行り、ライオン、白クマ、アフリカ象、オオカミ、ワシ、ハイエナ、フクロウ、ヒョウ、サルの軍団、オオカミなど多くの種類の動物が住んでいたのです。19世紀初期には動物の数も膨らんでロンドン塔では飼育不可能になり、現在リージェント公園にあるロンドン動物園へ移ってきました。ただ現在でも動物園の名残を見ることができます。それがかの有名なカラスたち。カラスが去るとロンドン塔も滅びるという伝説があり、「レイヴンマスター」という名の役職の飼育係が大きい7匹のカラスをとても大切に育てているのです。日本では害獣として嫌がられているカラスですが、ロンドン塔のカラスは世話が行き届いているせいか、羽を切られて飛べないのか、なんとなく上品な気もしてきます。

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クラウン・ジュエル

噂の「アフリカの偉大な星」握りこぶしより大きいかも! さて、ロンドン塔に来て決して見逃してはいけないものがあります。それは「クラウン・ジェル」。美しいなんて一言では語れないすごい宝石たちです。ここに展示されてあるものは全て本物で、王や女王の身につける金糸のマントや戴冠式などで実際に使われた職杖など、とにかくテレビや絵などでしか見たことのないようなまさに金銀財宝が展示されています。 一番の見ものは数々の冠。中でも偉大なアフリカの星(The Great Star of Africa)」は見逃すことができません。原石のカリナン(The Cullinan Diamond)は3106カラットもあり、そこから9つの偉大なアフリカの星ⅠからⅨが切り出されました。世界最大のその巨大ダイヤモンドが見られるのです。探せないときは近くにいるヨーマン・ウォーダーを呼び止め聞いてみてください。親切に案内してくれるはずです。 Eurocentresエルサム校からも近く土・日曜日を利用してテムズの散策はいかがですか?